講師:つながるケアステーションケアマネジャー・八木芳江氏 
      エクレシア株式会社・乃坂晋也氏
(内容)抜粋
八木氏より
*ステージ別〝ケアマネにできること”
 平時…過去の病歴も把握して〝IF(もしも)”を想定
 病状変化…その人らしい生活に関する情報を把握
 活動低下…その人らしく生きる意味を再発見し、家族に伝える
 看取り…平穏になれる環境づくり、家族の不安を解消するための支援
医療と介護の連携には、生活圏域における顔の見える関係づくりが重要。
利用者を中心に、過不足のない情報が共有されて、住み慣れた地域で安心して暮らせることが望まれます。
    事例:「この家から出たくない」という利用者様の意向に寄り添って、訪問入浴を手配。
       家族が心配そうに見守る中、入浴介助を受けすっきりしたお顔で「ありがとう」という声が震えていた。
 
乃坂氏より
終活についての総論説明。
人生はでなく、、そしてです。今を、どう、より良く生きるのか?残された人生を、どう、より良く生きるのか?
 *過去の生活歴等を聞き取り振り返る 現在の心身状態や環境等の把握 将来どんな生き方を希望するのかケアプランに反映
 
*終活でやるべき7つのこと
   1.エンディングノートの作成…ノートを持っていても実際に書いている人は約5%と言われている。1年に1度の誕生日に見直す。
   2.お金の計画…老後に必要な資金はどの程度あるのか?
   3.老後の介護・医療…終のすみかは?余命宣告・臓器提供・延命治療は?臨終を誰にどこで看取ってほしい?等
   4.お葬式・お墓…どのような葬儀?予算?喪主は?遺影は?お墓の継承は?誰と一緒にお墓に入りたい?等
   5.遺言書…誰にいくら何を遺すのか?(金融機関のキャッシュカード番号や、ネットバンキングのIP・パスワード等の把握必須)
   6.生前整理(遺品の整理)…断捨離に加え、ペット・家宝や遺品贈与の具体的詳細、パソコンの中身の整理(ID・パスワード把握)
   7.よりよく生きる…やり残したことはないか?
エンディングノートには法的拘束力なし。法律も変化するので、専門家(公証役場・司法書士・弁護士等)に相談が望ましい。